One-Diamond †王子様がプロデュース†
「…っっ………」
嬉しくて、泣けた。
親にも愛されないあたしをちゃんと好きって思ってくれてるがいるってことに、泣けた。
あたしは、すぐ側の誰のだかわからない机から
油性ペンをとった。
澪汰のメッセージの隣に
【付き合って下さいっ】って書いて澪汰に投げた。
澪汰は小さい頃からサッカーをしてるらしい。
だからサッカーボールなんだと思う。
涙で霞む視界に、またサッカーボールが飛び込んできて
慌ててキャッチした。
【絶対大事にする!】
あたしの文字より澪汰の文字より大きくそう書いてあったから
あたしは
【大事にされる!!!】
ってでっかく書いた。
「アハハ」
「アハハ」