禁断兄妹恋愛
海にでも行こうか



山にでも行こうか



死にたいよ……




朝、好きって言ってくれたじゃん


そっか




あれはただ




家族だから



好きって言ってくれたんだ。






馬鹿だなぁ私……




どこに行こう………




「あっ!」





ふと思いついたのは、近くの小さな公園。



小さいときによくお兄ちゃんと遊んだ………




思い出の公園。




数分歩くと、公園に着いた。


人影の無い、静かな公園



目に入ったのは学校の木陰の木くらいの大きな木だった。




そう言えばこの木から降りれなくて、泣いた日もあったっけ………



そしてお兄ちゃんに助けてもらったんだ………




また




助けてくれるかな?






自力で何とか登り終えた頃には、もう空は真っ暗で、時間もわからない。



「お腹空いた………」
< 17 / 141 >

この作品をシェア

pagetop