ヴァンパイアと私

保健室

「・・・あぁ、そのことか

これが、本当の俺

・・・内緒だからな?」


・・・“内緒”か・・・


何か、学校一の美形と秘密を握っているなんて優越感


・・・まぁ、実際はそう甘くないんだけど



「・・・で、何が気持ち悪いの?」


そういって、飛びっきりキラキラスマイルをこちらに向けてきた



「・・・何って・・・ただ先輩の表と裏を知ったら、表の姿で喋られると気持ち悪いんですよ」



「ふ~ん」


・・・何だ、何のお咎めもなしか


ちょっと拍子抜け


怒られると思ってたのにな・・・


「・・・終わるわけねーだろ」



えっ・・?


その瞬間、私の身体はベッドに叩きつけられた


とは言っても、別に痛くない


私の上に先輩


言うならば、馬乗り状態


「・・・先輩これは何の真似」


「ん~?

ただ、悪い子にはお仕置きが必要でしょ?」



「・・・別に悪いことしてない筈だけど・・・」



そういうと、先輩の瞳がキラリと光った気がした


「・・・生意気な口は塞いでおかないとね?」



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