ヴァンパイアと私
夢を見た
小さい頃のあたしとその男の子が遊んでいた
『凛ちゃん!待ってよ』
『早く早くー!
__くん遅いよー!』
その男の子はとても綺麗な顔をしていた
でも、あたしの後ろを付いてきて「ヘタレ?」なんて思った
『あのね、凛ちゃん
大事な話があるんだ』
『?なぁに?』
あたしは小さい頃とても無邪気だったとお母さんが言っていた
そう、この頃まではあたしも信じて疑わなかった
――__くんはずっと、あたしと一緒ね?
――もちろん!
だって、凛ちゃんは僕のなんだから!
そんな約束を信じていた
でも・・・
現実はそう甘くなかった
『僕、ね明日引っ越すんだ』
『え・・・?』
『だからこれで凛ちゃんとはさよならなんだ』
『いやっ!いやっ!
__くん、ずっと凛といるって言ってたじゃない!!』
『本当は僕だって嫌だ
凛ちゃんと離れたくない!!
僕が必ず凛ちゃんを迎えにいく
だから、待ってて?』
『うん、待つよ
絶対来てよね』
『うん』
小さい頃のあたしとその男の子が遊んでいた
『凛ちゃん!待ってよ』
『早く早くー!
__くん遅いよー!』
その男の子はとても綺麗な顔をしていた
でも、あたしの後ろを付いてきて「ヘタレ?」なんて思った
『あのね、凛ちゃん
大事な話があるんだ』
『?なぁに?』
あたしは小さい頃とても無邪気だったとお母さんが言っていた
そう、この頃まではあたしも信じて疑わなかった
――__くんはずっと、あたしと一緒ね?
――もちろん!
だって、凛ちゃんは僕のなんだから!
そんな約束を信じていた
でも・・・
現実はそう甘くなかった
『僕、ね明日引っ越すんだ』
『え・・・?』
『だからこれで凛ちゃんとはさよならなんだ』
『いやっ!いやっ!
__くん、ずっと凛といるって言ってたじゃない!!』
『本当は僕だって嫌だ
凛ちゃんと離れたくない!!
僕が必ず凛ちゃんを迎えにいく
だから、待ってて?』
『うん、待つよ
絶対来てよね』
『うん』