ヴァンパイアと私
「あのー、スイマセン」
「ん?」
男はキラッキラの笑顔を向ける
「貴方、誰?」
そう聞くとその場が(というか男が)固まったような気がした
「ひ、酷いよ~!
凛ちゃん!
僕の事思い出してくれたと思ったのに!」
「え、いや誰?」
「僕の顔、見覚えない?」
ずいっと私に顔を近づけてきた。
いや、誰?
顔見せられても知らないものは知らな・・・あ!
そういえば、さっき夢に出てきた男の子に似ているような・・・
この綺麗な顔といい一人称が「僕」だし
まさか・・・・・・
でも、名前がわからないなぁ