キミの好きはあたしのもの
「ねぇ総悟?」

「んだよ?」

「そろそろ離れない?」

「何?離れたいの?」

「別にそういう訳じゃないけど…」

でもダメだよね?
姉弟でこの体制は。

「俺…
総華のことが好きなんだ」

「え?」

総悟があたしのこと…

「だからこういうこと!」

そう言って総悟はあたしにキスをした。

真っ暗だから総悟の表情は分からない。

でも、
総悟の心臓の音聞こえるよ?

ドクドクいってる。

総悟も緊張してるんだね。

「総悟…
あたしもあんたが好き」
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