刑事の秘めごと~仮面編~


「…凍海、被害者との接点がある人間の割り出しは出来てるか?」

「…とりあえずこれくらいだな」


すげぇな…凍海。この短時間でここまで…。


「手当たり次第当たってくる。また分かった連絡くれ」

「あぁ…気をつけろ。灰、お前もついていけ」

「分かってら」


灰は車のキーを空中に投げては掴んでを繰り返して、扉にもたれ掛かっていた。


それが以外と様になってる。


顔だけは良いからなこの特捜メンバーは。


「早くしろよ枝!!」

「枝じゃねーよ!!」


最近枝って呼ばれる事に慣れてきたせいでツッコミ入れるの忘れてた。


それから、あたし達は容疑者と関係のある人間を、手当たり次第に当たった。




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