刑事の秘めごと~仮面編~
《枝真side》


「…おい…お前顔色悪すぎだろ…」


電話を終えて、隣の灰を見ると、顔が真っ青だった。

電話を片手に、固まっている。おいおい大丈夫かよ本当に…。


「…問題ない…。お前…家何処だ?送る…」

「あぁ!?何だお前っ…。気色悪いな…」


灰の口から送ろうかなんて…。一瞬耳を疑ったぞ?


「命が掛かってんだよ…。明日が来なくなるんだよ!!いいから黙ってありがたく送られろ!!」

「………お前…。段々日本語おかしくなってんぞ!?」

「…言わない約束だろ!!」

「いつ約束したんだよ!?」


今の短い間に、灰がおかしくなった…。


気持ち悪いな…。




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