刑事の秘めごと~仮面編~
「全く…。餓鬼かお前等は」
「「餓鬼はこいつだ!!」」
凍海への抗議の言葉が、灰とかぶった。
チッ…妙な所でシンクロしちまった…。
「よいしょっ…いっ!!?」
体を起こした瞬間、頭に鋭い痛みが走った。
「駄目ですよ!枝真先輩!先輩は頭を2針縫ってるんですから!」
ミノはあたしを少し強引に布団に寝かせた。
「2針!?あたし頭切ったのか!?」
気付かんかった!!そら、ちょっと痛いなとか思ってたけどよ。
「お前の災難は頭を切っただけでは無い。これを見ろ」
凍海はあたしに、一枚の手紙を渡してきた。