刑事の秘めごと~仮面編~
「枝!!!!」
扉が開いた瞬間、暗い部屋に光りが溢れる。
光りが眩しくて、目がチカチカした。
扉を開けた人物が、息を呑んだのが分かる。
「………枝………?」
「………は…い…」
灰だ………。来てくれたのか……?
灰…固まってんな……。それもそうか。
こんな…真っ最中みたいな光景を見たら……。
「…は…い………」
こいつがいれば…大丈夫だ…。不思議だな…あんなに嫌いな相手なのに…。
信頼してる…安心してるんだ。