刑事の秘めごと~仮面編~
《灰努side》
「…………枝………」
何がどうなってんだ…?頭がついていけない。
枝が手錠で両手を塞がれてて、男の手が枝の服の中に入ってる。
「………は…い…」
枝は虚ろな瞳で俺を見上げた。その頬には、涙の跡がある。
名前を呼ばれた瞬間、胸が締め付けられるように痛む。
「…あなたを招待した覚えはないんですがね…」
永山は人差し指で、枝の体をなぞった。
「…ぁっ…………」
悩ましげに眉をひそめ、涙を流す枝を見た瞬間ー…。
―ブチッ
俺の中で、何かがキレた。刑事という仕事も忘れて、永山に殴りかかろうとした時…。
「…動かない方がいいですよ…」
永山は枝の首筋に、カッターを当てた。
くそっ…前に進めない。どうして…こんなに近くにいるのに…何も出来ないんだよ!!
悔しくて、血が出る程唇を噛んだ。
「…………枝………」
何がどうなってんだ…?頭がついていけない。
枝が手錠で両手を塞がれてて、男の手が枝の服の中に入ってる。
「………は…い…」
枝は虚ろな瞳で俺を見上げた。その頬には、涙の跡がある。
名前を呼ばれた瞬間、胸が締め付けられるように痛む。
「…あなたを招待した覚えはないんですがね…」
永山は人差し指で、枝の体をなぞった。
「…ぁっ…………」
悩ましげに眉をひそめ、涙を流す枝を見た瞬間ー…。
―ブチッ
俺の中で、何かがキレた。刑事という仕事も忘れて、永山に殴りかかろうとした時…。
「…動かない方がいいですよ…」
永山は枝の首筋に、カッターを当てた。
くそっ…前に進めない。どうして…こんなに近くにいるのに…何も出来ないんだよ!!
悔しくて、血が出る程唇を噛んだ。