刑事の秘めごと~仮面編~


「もう寝る!!絶対話しかけんな!」


それだけ言い放ってあたしは窓にもたれかかった。


袋をガサガサとあさる音だけが聞こえる。


「くあぁ〜っ…」


しばらく無言が続いたからか、不思議と眠気が襲ってきた。


意識が飛ぶ寸前、灰が『ありがとう』って言った気がしたが気のせいだろう。


あいつがそんな事…言うはずないしな………。




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