刑事の秘めごと~仮面編~
《枝真Side》


―キャアアアッ!!!

普通に風呂に入っていた所までは良かったんだが…。

「動くらっ!!ぐへへっ…死にたく無かったら全員そこに裸で並べ…ヒック…」


どうやら酔っ払った馬鹿親父が女湯に侵入して来たようだ。


その足取りはおぼつかず、手にはカッターナイフが握られている。


「…チッ…酔っ払いエロ親父め」


小さく呟いてから、近くに置いていたバスタオルを体に巻いた。


「おいっ!!裸になれぃ!!」


酔っ払い親父はあたしにカッターを向けて近付いて来た。




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