それが恋だと知ったから。
「告白にレベルも何もないよ。」



「だって…ほら、来てるよ?」



教室の入り口を見ると、
手を振ってる男の子がいた。



「沙羅ちゃん!!」



最近現れた、
森口 侑〔Yuu Moriguchi〕。



告白されて、
断ったはずなのに毎日来る。



私を好きになるなんて、
目が悪いんじゃないかなって心配になる。



「何か用ですか?」



私はできるだけ冷たく言い放つ。
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