それが恋だと知ったから。
「本当にッ?!
ありがとッ!沙羅大好き!」



「でも、今回だけだからね。」



そう言って私は立ち上がった。



「待って!
服とか髪とかは私にやらせて!」



「は?」



理解できない私に雛乃は、
「まぁ、いいからいいから〜。」
と言いながら私を椅子に座らせた。



「よし!
まずは顔からだね!」



そう言って急に真剣になった雛乃に、
文句を言おうとしていた私は、
何も言えなくなった。



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