それが恋だと知ったから。
雛乃はよくこける。



原因は…多分私。



私が歩くのが速いせいか、
雛乃はいつも小走りになる。



その度に雛乃がこけて、
私が近寄って謝る。



これが日課みたいになったのも、
事実だったりする。




「大丈夫!でも…もうちょっと手加減して。」




と言う雛乃に苦笑いをしながら、
また学校へと続く道のりを歩いた。






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