黒猫*溺愛シンドローム



「はぁっ??」



何言ってんの!?

歯医者じゃないんだから。


しかも何?

その生々しい発言はっ。



思いながらも、
そこにツッコミを入れる余裕なんてなくて…




「ずっとずっと大好きだから。」



甘い囁き。甘いキス。



「ずっと傍にいるし、絶対に幸せにする。」



熱い眼差し。熱い想い。





ぜんぶ、拒めない。

拒む理由が、ない。






「だから、

一生、俺だけのものでいてね……?」








私はもう


逃げられない―――




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