愛なんて知らない Ⅲ









「呪いなんだから仕方ないよ・・・・」



そう言う愛美は今にも

消えてしまいそうなほど儚かった






《貴方は、死にたい?生きたい?》






「・・・・死にたい」


私は小さく呟く






《・・・・・》






「死にたいよ」


私は無表情で言う





《ごめんなさいっ》






「これもなの?」





《何がですか?》







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