愛なんて知らない Ⅲ









「私が生き残ればそれこそ最悪」





「何で?」





「ここからが孤独の呪い

自分の大切な人を殺すの


狂ったようにね・・・・」






「それは愛美だけ・・・・?」





「うん」


これは私だけの呪い・・・・






「私、それを知って

死のうと思ったの・・・・」






「・・・・」





「でもダメだった

私は・・・・

自分で死ぬ事も許されなかった・・・・」







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