愛なんて知らない Ⅲ









私は微笑んだままだ





「別にいいじゃん

自分が生きれるなら殺したとしても」






「私は死ぬ事は怖くないの」






「えっ」



隼斗は驚いて私を見る






「私はね、孤独が怖い

大切な人を殺す事は私には出来ない


殺すなら私が死んだ方がいい

私、ずるいから」




最後に悲しさを見せないように

微笑んだ





「・・・・っ」





「ずるいから

逃げちゃったんだね」







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