愛なんて知らない Ⅲ
悠希達の所にいながら
燐に殺してもらう事も出来たの
悠希達に死ぬ所を見せるわけじゃないよ?
でも、もう少し長く
一緒にいれたかもしれない・・・・
私は逃げたんだ
一緒にいるのが辛くて、悲しくて・・・・
一緒にはいれないとわかってるから
余計に悲しいくて・・・・
「結局私は逃げちゃったんだ・・・・」
独り言のように小さくそう呟いた
「愛美は強いね」
隼斗が私の頭に手を置いた
「私は弱いよ・・・・」