愛なんて知らない Ⅲ

ー愛美ー









「頑張ったね」






(そんな事言わないでよ・・・・

私に優しくしないでっ)




「ダメだよ・・・・

そんな事言ったら甘えちゃう」



私は下を向いた






「甘えていいんだよ」


隼斗の優しい声が聞える






「隼斗おかしいよ?

人間嫌いなんじゃないの?」






「愛美は好きだよ」





「えっ」


私は伏せていた顔を上げた




好きって・・・・・






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