愛なんて知らない Ⅲ










「死なないよ・・・・多分」






「多分?」



隼斗が不思議そうに聞く






「その“もしも”の世界で

何があるか私にはわからないでしょ?」






「確かにねぇ」


隼斗が関心したように言う





「どうして愛美は甘えないの?」





「甘えるってよくわからない

それに、何か嫌」






「どうして?」





「・・・・」

私は考えた







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