愛なんて知らない Ⅲ

ー楓ー







俺達はあれから各自

自分の部屋に戻っていった




何も考えられなかったんだ・・・・


探そうにも

どこを探せばいいのかわからない





それなら1人で考えた方が効率がいいと

みんな考えたんだろう







そして今は朝だ



俺は部屋を出た





「百合香・・・・」





「楓、私決めたよ」


意思の強い目で俺を見た






「俺も決めたことがあるよ」



俺も百合香を見つめ返した




俺は決めたよ、愛美・・・・






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