愛なんて知らない Ⅲ

ー愛美ー








「今日は満月?」






「いや、多分半月だけど・・・・」






「そっか・・・・」



満月まであと少し・・・・






「満月に何かあるの?」





「うん、きっと満月の時が

私の最後だから」





「最後?」





「わからなくていいの」





「呪いか?」



隼斗が真剣に聞いてくる




私は何も言わず微笑んだ







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