愛なんて知らない Ⅲ








後・・・・少し





『怖い?』





(怖くないよ

ただ、最後に会いたかったな・・・・)





「これ、あげる」



隼斗は私に

可愛らしいヘアピンを渡した





「くれるの?」





「うん」


ニコリと笑顔でそう言った






「ありがとう・・・・」


私はピンを見つめ

ポケットに入れた





「いえいえ」


ニコニコとしながらそう言った






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