愛なんて知らない Ⅲ
《命令ならしょうがないですね
貴方達には呪いがあります孤独なね
本に書いてあるように
呪われた子同士で殺し合います》
「・・・・」
私は黙って聞く
《呪われた子1人生き残ったとしてます
生き残った者は大切な人を
殺さないといけないんです
光に選ばれたあなたはね・・・・》
「どうして?」
《呪いだからです》
太陽にいつも以上に冷たい声が聞える
《狂ったように殺し、殺し終わったら
正気に戻り、孤独になるだけです》
「殺し、孤独になる・・・・」