ただ君が好きで、
―…
「一時間目体育だったら昼の授業眠いなー!」
やっと授業が終わりグーッとのびをしていると、秀介が眠そうな顔で言ってきた。
『あぁ、確かにな…秀介体育以外ほとんど寝てただろ?』
「ははっ!お前もそんなもんだろ!…っつーか俺、職員室呼ばれてるんだった!」
立ち上がった秀介は俺に笑ってから「先に部活行っといてくれー」
とだけ言って立ち去った。
まぁ俺もそろそろ行くかー。
と思い何気なく自分の席から窓の外を見ると、校門で人が群れているのが見えた。