ただ君が好きで、

『気にすんなよ!また暇なときにでも誘うからさー』

「悪いなー…」

『良いって!…ほら!さっさと行ってこいよ~』


んじゃあな、と言って手を挙げて歩いて行くと後ろから大声が聞こえた。

「優太ー!サンキュー!!」

『うるせーよ!大声出すなって!』

「ははっ!じゃあな!」


笑いながら走り去る秀介を見送ってから俺も帰りはじめた。


秀介も最近彼女出来たばっかりなのに俺に気を使ってかあんまりその話しをしない。


『んな事きにしねぇのになー』

まぁでもそれが秀介らしかったりもする。

良いやつなんだよ。


そんな事を思いながら歩いて居ると、近くの公園に着いた。






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