ただ君が好きで、


『悪いけど、俺好きな奴居るから』

「えっ!?」

『ごめんな、ありがとう…じゃあ』


そう言って教室に行こうと思った時、また手を捕まれた。


「待って!李亜がほんとに好きなんだよ?」

『いや、だからありがとうって…』

「付き合ってよ!」

『俺好きな奴居るんだってば』


だんだん神崎の表情が変わっていくのが見ててすぐに分かった。





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