年上の彼氏と年下の彼女
それから
大希との電話は途切れた。
(うわぁ~学校の最終日って明後日じゃん。早く準備しないと…えーと着替えと…)
準備が終わって
私はお母さんに話した。
「ちょっと、友達ん家に泊まり行ってくる」
「友達って?」
「〇〇に転校した子。多分お母さんは、知らないよ」
「知らなくても名前くらい教えなさいよ」
「え、奈々って言う子」
「東京まで行くの?」
「みんなが行くって言うから」
「みんなって?」
「あやかとかりさとか…」
「3人で?」
「うん」
「いいよ」
「本当?!ありがとう!!」
「迷惑かけないでね」
「わかってる♪」
「いつから?」
「学校最後日!あと1週間くらい泊まる」
「そんなに?!」
「う…ん」
「あっそ、もう好きにしなさい」
「ごめんなさい。」