LOVE GAME

本心





「 ・・・優奈 」




一歩ずつゆっくり迫ってくる
和真から 離れようとしたら
思ったより休憩室は狭くて
壁はもうすぐそこだった。




「 ここ、会社な 」


「 ・・・ 」


「 ここ、休憩室な? 」


「 ・・はい 」




ニコニコしてるけど
その笑顔が怖くて




「 妬いてくれるのは嬉しいけど
  会社で焚きつけるのは・・・
  やめような? 」


「 え? 」




怒られるんだと思っていた
あたしは 前髪をかきあげて
小さく笑う彼を見て





・・・・もしかして、







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