LOVE GAME
「 これ以上はさすがにやだ! 」
「 俺がやだよ 」
「 あたしがやだ! 」
パチンっと背中で音がして
上半身が涼しくなった。
「 ~~~~~っ!!! 」
声にならない恥ずかしさが
込み上がってきて
一発殴ろうと振り向くと
「 自分から見せてくれるとは
思わなかったな 」
なんてからかうから
「 信じらんないっ 」
体を隠して座り込むと
小さい笑い声が耳を掠めて
「 あんまり可愛くて、つい、な? 」
あたしの腰を掴んで立ち上がらせて
手際よくドレスを着せる。