LOVE GAME
「 うん 」
「 ッぅ・・好き・・・ 」
「 優奈 」
和真の両手があたしの頬を包んで
くいっと上を向かせる。
チュッと、短い触れるだけのキスを
落として
「 返事は? 」
涙で濡れた頬を指でぬぐって
片手であたしの唇をなぞる。
冷静に言葉を話せるような
状態じゃなくて
和真はそれを悟ったのか
「 YESなら手、出して? 」
和真は体を離して
手を差し出す。
「 反対 」
フッと笑った彼の手に
左手を重ねると