LOVE GAME
彼はよく、あたしで遊んで
気付いたら笑ってる。
「 優奈さ? 」
朝食を並べていた手に
彼の手が重なって、
後ろから抱きしめられているような
体制になっていた。
「 何で、戻ってるの 」
「 え・・? 」
何が、戻ってるんだろう・・・
顔?・・・体調?
話が全くよめなくて
彼の顔を見上げると
少しムッとしていた。
「 昨日は呼び捨てだったのに 」
「 あっ!・・・あれは・・その・・ 」
「 優奈? 」
”呼んで?”と首を傾けて
あたしと目線を合わせる。