LOVE GAME
「 和真・・・ 」
部屋の電気をつけると
前髪をかきあげて、
苦しそうに顔を歪めた
彼が目に入った。
「 苦しいの? 」
彼の顔を両手で包むと
彼と目が合う。
「 嫉妬で壊れそうなんだよ・・ 」
そう呟いて、あたしを抱き寄せた。
「 優しい男が好きなんだと思ってたから
お前には優しく接しようとしたし
キスだってして 一緒に住んでて
お前の1番は俺なんだって自信が
あったんだよ・・・ 」
一言一言に、重みがあって
どんな言葉も聞き逃しちゃいけない気がして
・・・初めて、彼の本音を真正面から
聞けたことが嬉しくて───────..