LOVE GAME




─────グイッ





「 ・・んんっ・・・・!? 」





いくら、絵里とあたし達しか
いないからと言っても
やっぱり絵里は目の前にいるわけで






「 ちょ・・かず、・・ま! 」






あたしが彼の胸を押すと
唇を離して、あたしを抱き寄せた。







「 俺達はこうゆう関係だよ 」


「 ・・・み、見せ付けないでよ! 」


「 ヤるヤらないって言ってるから
  大丈夫なのかと思って 」


「 大丈夫なわけないでしょ! 」


「 どうでもいいけど、あんまり・・
  コイツを虐めないでね? 」






満足したのかすっきりしたのか
すっかり上司面に戻って
あたしの手をひいてスタスタと
その場を去った。






< 90 / 229 >

この作品をシェア

pagetop