LOVE GAME




「 お前さ 」




突然立ち止まって、手を握る力が
強くなって、





「 もっと俺を優先しろよ 」












真剣な顔で、静かに言った。








「 俺をもっと信じて 」


「 和真・・? 」






ふいっと顔を逸らしたけど
彼の顔は真っ赤になっていて
それが怒っているからなのか
照れているからなのかは
分からなかった。






< 92 / 229 >

この作品をシェア

pagetop