虹色の三日間

クッキーも配り終え、みんな彼女に別れの言葉を言う。そしてゆっくり解散していった。彼女は教室に残っていた。そして俺も。今しかない。


「あのさぁ!山本!俺、言いたいことが…。」

「知ってるよ。」

「え?」

俺の方に歩いてきた。恥ずかしさから、彼女から目を離していた。前を見ると、キスできそうなぐらい顔が近づいていた。鼓動が早まる。何故か顔が背けなかった。


「宮城君が私のこと好きなの。」

「い!?」

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