虹色の三日間
目の前が真っ暗になった。女子グループの何人かは泣いているようだ。急な話しすぎて頭が混乱してきた。タイムリミットはあと三日だ。
俺は動く決心をした。それと同時に、今まで行動しなかったのを悔やんだ。
山本梓と俺の帰り道は同じだ。彼女の家を通らないと、俺の家にはたどり着けない。
放課後に友人の宏樹と彼女の後100mぐらい離れて歩いた。宏樹は俺が彼女のことを好きだと知っている唯一の友人だ。彼女が転校することを言ってみた。
「転校!?びっくりだな。お前も災難だな~、気持ちを伝えることすらできなくてさ。」
「つ、伝えないって誰が言った!?この三日で俺は動くぞ!」
「三日とか(笑)まぁ、当たって砕けろだな。」
「砕けちゃダメだろ!」