虹色の三日間

梓が家の中に入った。俺は、何でメアドを教えたのかメールを入れて裕紀の所に行った。何回呼んでも返事がない。かなり呼んで、やっと振り向いた。


「何回も呼んだんだぞ!」

「そうなのか?悪い悪い。」

「まったくだし~!で?うまくいったのか?」

「ま、まぁな。にしても、山本梓って本当に可愛いよなぁ。純粋で飾らなくて素直で。」


かなりニヤニヤしている。分かりやすすぎてなんとゆうか……。すごく可哀想になる。梓はどう考えても裕紀に興味さえないだろう。素直で飾らない…、それはお前だよ。梓は……、梓は。


「…山本って意外とお前が思ってるような子じゃないかもしれないぞ」

「え?」


しまった。本当のことを言ってしまいそうになった。焦って辺りを見渡すと俺の家がすぐそこにあった。話しに夢中で気付かなかった。


「お!もう俺んちだ!さっきの一言は忘れてくれ。明日詳しく聞かせろよな。」


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