虹色の三日間

三日目


眠い目をこすりながら学校に行く。かなり早くついた。誰もいないだろうなぁ。そう思いながら教室に入ると女子が二人いる。沢田綾香と森本由香だ。どうゆうことだ?


「宏樹おはよう。」


笑顔で挨拶してくる綾香。鞄を投げ出して綾香の腕を引っ張り屋上に走り出す。


「ちょっと?宏樹?どうゆうこと?」


どうゆうこと?だと?お前が一番知ってるだろうが。笑顔でおはようって、どんな気持ちでしてる?失恋したけど、その人と変わらない関係を持ちたい。だから、私は健気に泣きたくなる気持ちを押さえてあいさつしてます。ってことか?少女漫画の主人公気取りか?


屋上につき、呼吸を整える。


「ねぇ、ひろ…………」

「なんで森本のこと知ってんだ!?」


沢田が何かを言う前に問いかける。俺の気持ちをぶつけたい気持ちを押さえる。それだけ聞けたらいいんだ。


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