虹色の三日間

最後の言葉は本当に意外だった。何で?何でそんなこと?梓は一体どうゆうつもりで?あいつは何なんだ?


梓が角を曲がり背中が見えなくなった。振り向くとタイミングよく裕紀が出てきた。


「よぅ。」


「盗み聞きか?最低だな。」


裕紀は笑いながら俺の肩を叩き、泣き出した。俺の肩で。お前は今どんな気持ちだ?俺が何を言っても無駄か?ボロボロになったか?世界の見方が変わった?


なぁ、裕紀。


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