虹色の三日間
二人で公園に向かって歩く。無言で。携帯をつつくと、梓からメールが届いていた。急いで開く。めちゃくちゃ長い長文だ。公園まで10分って所か。俺は急いで読んだ。
はは。はははははははははははは。読み終わったとき目の前は公園だった。ベンチに座る。
「お前さぁ、山本は俺が思ってるような子じゃないって言ったよな?」
「あぁ、言った。」
「知ってたのか?」
「まぁね。」
俺はジュースを買いに自動販売機の所に歩き出した。
「ふ~ん。」
「言わなくて悪い。」
「いいよ。」
癖で、リンゴジュースを宏樹に向けて投げた。宏樹は綺麗にキャッチする。
「ナイスキャッチ。」