虹色の三日間

「俺さぼる。」

「じゃあ、あたしも。」

「だぁめ、早く行って。」

「え~。」


もっと二人っきりでいれたのに。そうしたら、誘惑して手をださせたのになぁ。

しぶしぶ屋上から降りる。キィっと、錆び付いた扉が閉まるときの独特な音が響いた。

< 92 / 95 >

この作品をシェア

pagetop