虹色の三日間
この世は私中心に回ってるの。私が一番じゃないとありえないし、私以外に惚れるなんてありえない。私以外に惚れる生き物人間じゃないわ!宏樹もきっと私のことが好き。でも、ツンデレなのよね…。早くデレてくれないかなぁ。
コーヒーを飲みながら梓を待つ。店内にいるほとんどが私を指差し小声で何かを話している。きっと美人だって噂してるはず。太陽の位置が少し変わった。ボーと外を眺めていると梓の姿が見えた。
手を降ろうとしたら声をかけられた。振り向くと、近くの男子校の制服を着た二人が立っていた。
「一人?暇なら一緒に遊ぼうや。」
いかにもチャラそうだし、顔は…中の上ってとこね。連絡先はありえないとして、今日一日ならいいかも…。
「もう一人いるけど、暇なんだよね…、一緒に……。」
「待って!私達暇じゃないの、他あたって。」