ダイヤの原石
懐中電灯を手に入れた!!


ここからどうしよう・・・


廊下を通ればきっとまだ愛莉たちや野次馬がいるだろう。

この学校にはどうして廊下が一方しかないのだろう。


私はやむをえず廊下ではなく学校の体育館の裏から続く裏道から校門へ向かった。


この際スリッパだろうと靴だろうと構わない。


とにかく急がなければ・・・!!


しばらくして例の森とも林ともえないような場所の近くまでくると、人影が2つようやく見えてきた。



「遅くなってごめんなさい・・・!」



私は精一杯声を張り上げてそう言った。



すると2人は私の声に気付き、振り向いて手を振ってきた。
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