ダイヤの原石
その時、チャイムが鳴った。
ぞろぞろと廊下にでていた人たちが各クラスへ戻っていく。
私も出たばっかりの教室に入っていった。
「あー・・・昨日卒業式があったが、皆ごくろうさま!んでもって気を緩めるんじゃないぞ?これから2年になったら試験があって大掃除があって・・・・・・」
私のクラスの担任、山崎が長々と話を続ける。
「であるからして、その大掃除の役割分担をこれからする。」
と言ったあとに、黒板にそれぞれの掃除場所を書き出した。
すると突然ななめうしろから白く小さな塊がとんできた。
私の頭にぶつかってその衝撃で跳ね、私の机の上に落ちてきた。
それは消しゴムを1センチ程度に切ったものだった。
ななめずっとうしろのほうをそっと振り向いてみると、愛莉たちが笑いながら消しゴムをたくさん切っているのが見えた。
愛莉の席の近くには道穂と八重(やえ)が混じっている。
八重も愛莉のグループの一人だ。
席替えで偶然にも集中したらしい。
私が見ていることに気付いていないからこのまま何事もなかったような顔をしていこう。
ぞろぞろと廊下にでていた人たちが各クラスへ戻っていく。
私も出たばっかりの教室に入っていった。
「あー・・・昨日卒業式があったが、皆ごくろうさま!んでもって気を緩めるんじゃないぞ?これから2年になったら試験があって大掃除があって・・・・・・」
私のクラスの担任、山崎が長々と話を続ける。
「であるからして、その大掃除の役割分担をこれからする。」
と言ったあとに、黒板にそれぞれの掃除場所を書き出した。
すると突然ななめうしろから白く小さな塊がとんできた。
私の頭にぶつかってその衝撃で跳ね、私の机の上に落ちてきた。
それは消しゴムを1センチ程度に切ったものだった。
ななめずっとうしろのほうをそっと振り向いてみると、愛莉たちが笑いながら消しゴムをたくさん切っているのが見えた。
愛莉の席の近くには道穂と八重(やえ)が混じっている。
八重も愛莉のグループの一人だ。
席替えで偶然にも集中したらしい。
私が見ていることに気付いていないからこのまま何事もなかったような顔をしていこう。