ダイヤの原石
「え?」


私は突然こちらをひょこっと向かれたので驚いた。


「ふざけんな!こんな頭がイカれたやつと遥夏を二人きりにできるか!!」


椿が叫ぶ。


「そ、そーよ!私たちは・・・「いや、二人きりにしてくれ」


遥夏が小さくそう言った。


私と椿は責めるような目で遥夏を振り向く。


「大丈夫だ。すぐだから」


何がすぐなんだろう・・・?


私は疑問を抱いたが、椿が舌打をしていくぞ、と言ったので私は椿を慌てて追いかけた。
< 113 / 126 >

この作品をシェア

pagetop