ダイヤの原石
美樹さんが指で示しているほうを見てみると、それは椿くんの名前の4つほど上にいった女子の名簿の中に書かれてあった。
「おっ、同じクラス!よろしくな!」
椿くんは笑顔で握手を求めて手を差し伸べてきた。
「・・・うん!」
私はそれに答えるように椿くんの手を握った。
そのほかの人の名前を見ていくと、愛莉はA組、佳奈と麻子はB組、道穂はC組、八重は私と同じD組だった。
私は安堵の息を漏らした。
「んじゃ俺らは一応転校生だから職員室いかねぇとな、また後で。」
そう言って椿くんたちは私に手を振り、職員室のほうへと歩いていった。
私は掲示板の前にいる人ごみから出て、少し離れた校庭の花壇の近くに座った。
これから新しい学校生活が始まる・・・・・・
楽しみで楽しみでならなくなった私は座ったばかりなのに立ち上がりその場をうろうろしていた。
チャイムが鳴る5分前の時間になったのを確認して私は校舎に向かって歩き出した。
下足場で靴を履き替え、2階へと階段をのぼり、D組の教室のドアを開ける。
既に中にいた人たちが期待した目で私を見たが、自分の知り合いじゃないとわかるとすぐほかのことに目を向けた。
席は出席番号順になっていて、私の机は一番うしろのドア側から2番目にあった。
私が自分の席に座ると同時にチャイムが鳴った。
「おっ、同じクラス!よろしくな!」
椿くんは笑顔で握手を求めて手を差し伸べてきた。
「・・・うん!」
私はそれに答えるように椿くんの手を握った。
そのほかの人の名前を見ていくと、愛莉はA組、佳奈と麻子はB組、道穂はC組、八重は私と同じD組だった。
私は安堵の息を漏らした。
「んじゃ俺らは一応転校生だから職員室いかねぇとな、また後で。」
そう言って椿くんたちは私に手を振り、職員室のほうへと歩いていった。
私は掲示板の前にいる人ごみから出て、少し離れた校庭の花壇の近くに座った。
これから新しい学校生活が始まる・・・・・・
楽しみで楽しみでならなくなった私は座ったばかりなのに立ち上がりその場をうろうろしていた。
チャイムが鳴る5分前の時間になったのを確認して私は校舎に向かって歩き出した。
下足場で靴を履き替え、2階へと階段をのぼり、D組の教室のドアを開ける。
既に中にいた人たちが期待した目で私を見たが、自分の知り合いじゃないとわかるとすぐほかのことに目を向けた。
席は出席番号順になっていて、私の机は一番うしろのドア側から2番目にあった。
私が自分の席に座ると同時にチャイムが鳴った。